黙れ小僧。 忍者ブログ
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毎週金曜の朝は

『今夜は家でのんびり夜更かしするぞおー』

と決め込んで通勤電車に揺られるのだが、
年が明けてからというものの、それが一度でも成功した試しは無い。


それは決して土日にロケが入ったから等という野暮な理由で無いことはお分かりのはずだ。
なんだかんだ言いながら、週末どちらか丸一日は休みをとっている。


土曜の朝思い出すのだ。

『あ。昨日金曜だったのに。』

と。
そして

『ああまた無駄にしちまった。』

と己の愚行を悔いるのだ。



まあ。
酒なのだが。

今週こそはと思っていたのだが、夕方に留守電が入った。


『両国でとっても美味しい焼鳥を手土産に買いました。
今から野毛に行くので、残しておいて欲しかったら20:10までに電話下さい。』


即刻電話。
野毛で呑むことになった。


でも今夜の相手はいつもと違う。
付き合いではない久々の呑みに、なんだか気持ちも弾んでいる。


そう。

金曜日はこういう相手と時間を過ごすためにあるのだ。


明日ロケだけど。
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中場利一が面白い。

『ノーサラリーマンノークライ』

を昨夜読み終えて、余韻に浸るも、後味が悪すぎる。

いや、読感は全く悪くなくて、何の後味が悪いってそれは私の問題なんだけど。



色んな種類の登場人物が出てくるんだけど、そのほとんどが私の胸にナイフを突き刺して行った。


共感と共に、結構な打撃を与えていったのはこの台詞。

『お前、上司に叱られてホッとしてるだろ』

―叱られるということは上司が尻拭いをしてくれるということだから。



めちゃくちゃドキっとしたね。



それから、男を取っ替え引っ替え、相手はいつも別の女と結婚してしまい、
別れてからもダラダラ相手と関係を持ち続ける受付のお局様。

振った男の一人がこう言う。
『だって俺両方好きなんだもん。』
―でも結婚するにはあっちが都合いいんだ。


…どっかで聞いたことある台詞だな。


このお局様の最後を見て、少し危機感を感じたのは紛れもない今の私がそこに近付こうとしているからだ。



そんなこんなで馬喰町。

さあ今日は花の金曜日だぞ。
考える時間って大切だなあ。


あ。なんか違うな。


考えるっていうより、感じる時間、だ。


日々の生活を軸にそれを取り巻く様々な感情。


それはその場でその時しか感じられないことなのであって、

例えば、今日読んだ本も一ヶ月後に読めば違った感情が湧いてくるのだろうな、っていうそういうこと。


まだまだ今の環境から感じる色んなことってあるはずだから、まあそれも悪くねえか、なんて思っている私だった。


先日の父のナイスフォローな名言を紹介しよう。


『ふーん…でもそれ振られたっていうか、解散!って感じだな!』


親父っ。



父と呑んだ。


いつもクソオヤジ共に言われても受け付けない言葉が、父の口から出ただけで、素直に聞けたんだ。


自分を大きく見せる為ではなく、憂さ晴らしをする為でもなく、利害を計っての言葉でもない、私を想っての言葉だから。


それが分かるから。


世界中でたった二人の私を愛してくれる人。


親の有り難みを感じた夜。


世界中でたった二人。

疑い無く信じられる人。


私を愛してくれる人は、いたんだ、なあ、って。



『自分の身は、自分で守るんだ』


って。


親父もそうやって闘って来たんだなあ。



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